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樂惺入 大福茶碗 鶴絵掛分け

2019年7月8日(月)

 

樂惺入の大福茶碗を入手しました。

 

飴釉の掛け外しで、鶴を表現しています。

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大福茶碗とは、毎年 新春に出された勅題などに因んだお茶碗のことです。

 

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楽家十三代 惺入
弘入の長男として生まれ、大正8年(1919)32歳で十三代吉左衞門を襲名しました。相次ぐ戦争の時代を生き、決して恵まれた環境とはいえない中にあって書画、和歌、漢学、謡曲などに通じ、また当時としては画期的な茶道研究誌「茶道せゝらぎ」を発刊するなど茶道文化の啓蒙に尽力しました。
惺入の作風は惺入自身の真面目な性格がそのまま窺われる伺われるように、伝統的な樂茶碗のスタイルに沿ったものといえます。釉薬の研究にも熱心で、様々な鉱石を採取して釉薬に使用するなど新しい試みを盛んに行っています。(公益財団法人 樂美術館 ホームページより)

 

 

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縦箆のきいた、半筒の形。

 

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白楽に飴釉を掛け、掛け分けにしています。

 

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高台も綺麗な状態です。

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作者共箱。左上の「乙亥」で年が解かります。

 

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「乙亥」は昭和10年です。

この年の歌会始のお勅題は「池邊鶴(いけべつる)」。

 

径11,3センチ   高8センチ

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価格は24万円です。



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