樂惺入 輪花 黄釉 手鉢
2019年2月8日(金)
楽惺入造 輪花 黄釉手鉢を入手しました。
惺入が桃山時代の黄瀬戸を良く写しています。
桃山時代を代表する焼き物のひとつに黄瀬戸がある。黄瀬戸には、透明で光沢があり俗に「菊皿手」「ぐい呑み手」と呼ばれるものと、油揚のような潤いのある釉調の「菖蒲手」「油揚手」と呼ばれるものとがある。特に後者は温雅な作風で茶器としてすぐれたものが多い。
鎌倉時代の古瀬戸の流れを汲む釉が変化して、天正年間にいわゆる油揚手の黄瀬戸が生まれた。その全盛期を迎えた天正末から文禄、慶長期には、油揚手だけではなくよく釉の溶けたものも多く焼かれ、鉢や向付などの食器類が圧倒的に多く生産された。
小振りの大きさで、主菓子ですと3個でいっぱいです。
手には宝珠の透かしがあります。
輪花を象った口縁部や器内には草花の印刻文が施されている。
綺麗な状態です。
作者共箱。(里ん花 黄薬手鉢 楽吉左衛門)
径18センチ 高10センチ
茶道具 小西康 フリーダイヤル
0120−417−524
ヨイナ コニシ
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