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角谷與斉 淡々斎好 唐松地紋 鶴首羽釜

2023年11月15日(水)

 

角谷與斉作 淡々斎好 唐松地紋 鶴首羽釜を入手しました。

 

書付は御座いませんが、淡々斎好みの本歌の作品です。

 

 

角谷與斉は大阪の釜師で裏千家出入り職方、淡々斎より与斎の名前を頂き、現在では三代与斎が継いでおります。
人間国宝、角谷一圭の弟です。

 

道安風炉や立礼の丸炉にも良くあいます。

 

独楽形の南鐐の摘み。

 

唐松の地紋が計五つございます。

 

椎の実の鐶付。

 

羽の下に「与」の鋳込みがあります。

 

 

作者共箱。

 

胴径(羽先)21,2センチ

 

価格は13万円です。(内税)


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樂弘入 菊の絵青筒立火鉢 (瓶掛)

2023年10月13日(金)

 

樂弘入作 菊の絵青筒立火鉢を入手しました。

 

 

 

 

桐木地の枠部分には桐紋と香狭間の透かしがあります。

 

 

 

 

青樂に菊の文様を二カ所彫り、金箔を入れています。

 

 

楽家十二代 弘入

(安政4年(1857年) - 昭和7年(1932年))
十一代慶入長男。明治4年に家督相続するが、茶道衰退期のため若いときの作品は少なく、晩年になって多数の作品を制作する。大胆なへら使いに特徴があるとされる。

大正8年(1919年)に隠居、以後は京都本邸と九代の別荘であった滋賀県の石山を往復し、優雅な晩年を送る。

 

 

 

 

 

鉄瓶の風炉に使用すると、良い雰囲気です。

   

 

品があって、華やかな感じがします。

 

経年劣化での虫食い痕、スレなど数カ所みられます。

青樂丸炉の口部分にも小さなほつれがあります。

 

 

 

作者共箱。

 

木枠部分 32センチ四方   高25,8センチ

青樂丸炉 径22センチ   高20,5センチ

 


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天猫 炉用 甑口釜 大西浄心

2023年9月30日(土)

 

天猫作 炉用 甑口釜を入手しました。

 

江戸時代の釜で、鉄味が良く、美しい地紋です。

 

「垣 菊」の地紋。

 

 

 

 

 

片面は「水芦 鴛鴦」の地紋。

 

「菊」と「鴛鴦」の地紋なので晩秋から冬にご使用頂けます。

 

鐶付は「丁子」です。(宝尽しのひとつ)

 

約30年〜40年前に底を入れ替えています。あまり錆も出ず、良い状態です。

 

大西浄心の極め書付。(京都三条釜座(かまんざ)の釜師で、大西家の十五代)

 

胴径25,7センチ   口廣14センチ

 


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佐藤清光 扇面地紋 筒霰釜

2022年4月27日(水)

 

山形の釜師 佐藤清光造 扇面地紋 筒霰釜を入手しました。

 

 

やや富士形の末広の形。風炉・吊り・立礼に幅広くお使い頂けます。

 

 

扇面中の地紋は、梅・竹・松・富士です。

 

 

鐶は扇子。

 

 

 

 

 

唐銅の蓋には使用感がみられます。

 

内に薄錆が出ていますが、お湯には出ずきれいです。

 

佐藤 清光
日本工芸会正会員
大正05年 山形市に生まれ
昭和28年 日展に初入賞
平成01年 斉藤茂吉文化賞受賞
平成04年 勲六等瑞宝章受賞
平成08年 死亡

 

作者共箱。

 

径18,5センチ   高19,8センチ

 

価格は12,000円です。

 

 

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下間庄兵衛 阿古陀瓜釜  西村道爺 唐銅面取形風炉 

2021年10月26日(火)

 

本日は風炉と釜をご紹介いたします。

 

初代 下間庄兵衛造 阿古陀瓜釜と 西村道爺造の唐銅面取形風炉です。

 

ハロウィーンのお取合せにもお使い頂けます。

 

初代 下間庄兵衛阿古陀瓜釜

下間家(しもつまけ)は、京名越家四代三典浄味の門人の下間庄兵衛を初代とする釜師の家です。
下間家は、代々「庄兵衛」を名乗ります。「荘兵衛」と書いたものもあります。

初代庄兵衛は、芦屋釜を写しが巧みで、肌は中荒肌が多く、焼抜はあまり見当たらないといいます。

名は政勝、安永二年(1773)没

 

 

阿古陀瓜 あこだ‐うり

ウリ科の蔓性一年草。
茎、葉、花はカボチャによく似ているが果実はやや小さく、大きさは約18センチメートル、円形あるいは長楕円形。果皮は光沢のある赤色で条紋がない。味は淡泊。あこだ。金南瓜(きんとうが)。《季・秋》

 

阿古陀釜(あこだがま)は、茶の湯釜の形状のひとつで、南瓜の表面に似た、ほぼ等間隔の湾曲が並列した形の釜です。
阿古陀釜は、金冬瓜、紅南瓜とも称される阿古陀瓜の形状に似ているところからこの名があります。
 

 

 

釜の形状上、手取りはやや重たいです。

 

 

釜に添う蓋はやや反っている形、いい蓋です。

 

古箱入り。

 

 

 

大西浄長の極め書きがございます。(虫食いがいっぱい)

 

胴径七寸七分   口径三寸八分

釜の価格は16万円です。

 

 

 

風炉は西村道爺造の唐銅面取形風炉です。

大西浄長の極め書きがございます。

 

胴径一尺二寸二分半   口径九寸九分

風炉の価格は13万円です。

 

 

西村道爺(にしむら どうや)は、京都三条釜座に住し、表千家七世 如心斎宗左(1705〜1751)の頃に活躍した釜師です。
西村家三代道也の子で、西村家四代とされています。
名は知義、通称は弥三右衛門、号を道爺と名乗り、原叟時代から如心斎時代の名工とされます。
西村家で代々「道や(弥・也・爺)」を名乗ったところから、俗に「ててどうや」と呼ばれます。
 

 

 

 

 

 

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大西浄雪 丸釡

2021年8月2日(月)

 

大西家十代 浄雪造 丸釡を入手しました。

 

 

茶湯釜(ちゃのゆがま)は、大別して「芦屋」「天命」「京作」の三種に分類され、鎌倉時代末から室町時代には、筑前(福岡県)の「芦屋釜」と佐野(栃木県)の「天命釜」が茶湯釜の名品を作り出し、その後利休の時代に京都で盛んに茶湯釜が制作され、西村道仁、辻与次郎などの釜師が現れ天下一の称号を受けるなど、茶湯釜生産の中心は京都に移りました。

 

 

京釜は、平安時代末期に京都三条に鋳物師の座ができ、室町時代末期から茶湯釜も作るようになり「釜座」と称されるようになります。
武野紹鴎や織田信長の釜師をつとめた西村道仁、秀吉や利休の釜師として辻与次郎が出て、共に天下一を号し、江戸時代には名越、大西、西村などの釜師諸家が出ました。

 

 

大西清右衛門は、千家十職の釜師。大西家は、室町時代後期から400年以上続く京釜師の家。四代目当主が清右衛門をなのり、六代目以降九代目をのぞき、代々の当主は清右衛門という名を継いだ。京都市中京区の三条釜座に工房があり、「大西清右衛門美術館」も併設されている。

 

 

初底です。

 

時代の薄錆が出ています。(炊きましたが、お湯は大丈夫です。)

 

作者共箱。

 

大西浄雪 (1777・安永6年〜1852・嘉永5年) は江戸後期の茶湯釡師。

草庵好み、侘び茶向きの釜の製作に努力を傾ける。

 

胴径24,7センチ  口径10,9センチ

 

価格は15万円です。



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高橋敬典 浜松地紋 富士釜

2021年2月22日(月)

 

高橋敬典造 浜松地紋 富士釜を入手しました。

 

 

風炉や立礼卓にもよく合う寸法です。

 

 

高橋敬典
大正9年 山形市に生まれる。
昭和13年に家業の鋳物業を継ぎ茶釜を制作する。
昭和26年に日展で初入選して以降、7回入選。
斬新な造形と、地肌、地紋にも工夫を凝らした気品ある作品が評価されて数々の賞を受賞し、
昭和36年に昭和天皇、昭和54年には皇太子殿下へ献上の釜を謹作。
平成4年には勲四等瑞宝章を受章。

平成8年 重要無形文化財・人間国宝(茶の湯釜)に認定された。
山形鋳物の知名度がほとんどなかった昭和30年代から東京都内などで展示会を開催し、優れた作品制作と合わせて山形鋳物の文化を全国に知らしめた。
平成21年6月23日 享年89歳

 

 

鐶付きは松の子。

 

浜松の地紋。

 

内には少し錆が出ていますが、使用には問題ございません。

 

蓋裏の色付けが剥がれている部分があります。

 

作者共箱。

 

径19センチ   高18,5センチ

 

価格は16,000円です。



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大西清右衛門 浄心極 天猫作 霰甑口釡

2021年2月14日(日)

 

大西清右衛門 浄心 極め書付の天猫作 霰甑口釡(あられこしきぐちかま)

を入手しました。

 

 

久しぶりに、いい天猫が入りました。

 

霰地に団扇に枠取りし、城、松、波の地紋があります。

 

極めに「団扇に八景地紋アリ」とありますが、四方に色々な地紋があり、

楽しめます。

 

 

こちらは楼閣に巌、松、月。

 

 

 

 

こちらは松に楼閣、鳥居、波、帆立船。

 

 

 

 

こちらは橋に松、干網、波、帆立船、千鳥。

 

 

蓋が二枚添っています。

 

南鐐の菊形の摘まみ。

 

天命釜(てんみょうがま)とは、下野国佐野庄天命(栃木県佐野市犬伏町)で作られた茶湯釜の総称です。
天命釜は、「天明」、「天猫」とも書きます。古くは天命といいましたが、寛永十年(1633)井伊掃部頭が領したときに天命と小屋の二字を合して天明村としたと伝えられ、天猫は利休が洒落てつけたといわれます。

 

 

大西浄心の極め書付。

 

胴径27,4センチ  口径15センチ(たっぷりとした炉釜の大きさです)

 

 

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二代高木治良兵衛 鶴首釡 砂張銅丸釡風炉

2020年6月16日(火)

 

二代高木治良兵衛造 鶴首釡 砂張銅丸釡風炉を入手しました。

 

二代治良兵衛 (1861・万延元年〜1924・大正13年)
富岡鉄斎翁と親交し鉄軒の号を戴く。 鉄斎翁・蓮月尼画賛入釜多数制作。

大正改元時建仁寺黙雷和尚の「無冷處」文字入の改元記念釜を製作。

 

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釜座(かまんざ)の起源は奈良の都より平安遷都とともに鋳物師が移り住み座を結成 信長・秀吉の時代に入り茶道の隆盛とともに釜座も道仁・与次郎等数多くの名工を生み出した。

 

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近世に入り他の座が衰退したにもかかわらず釜座のみ存続し、高木家も創業以来釜師として当代に至るまでその伝統を保持している。

 

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南鐐の摘まみ、遠山の鐶付。

 

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約100年の時代で緑青(ろくしょう)が数か所出ていますが、目立ちません。

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作者共箱。

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釡径18,1センチ  風炉径33,6センチ

 

釡肌良し、砂張銅の風炉の色艶も凄く良い感じです。

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価格は98,000円です。

 

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三代高木治良兵衛 常盤釡 常盤風炉

2020年6月11日(木)

 

三代高木治良兵衛造 常盤釡 常盤風炉を入手しました。

 

高木治良兵衛(たかぎ じろべえ)は代々襲名する名前
京の町のほぼ中央に位置する「釜座(かまんざ)」に現在までに残る1855年創業の釜師です。

 

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常盤釡は甑口、松ノ子鐶付、松葉の摘まみが約束です。玄々斎のお好みが元になっています。

 

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初代は大西家十世浄雪に兄弟で師事し、兄は大西家十二世浄徳を継ぎ、十三世浄長の後見人として大西家に残る。

弟の一世(初代)は大西家より独立し三条釜坐にて安政二年(1855)創業:初代高木治良兵衛を名のりました。

その後、2代は富岡鉄斎好みの釜や風炉を製作し、3代も鉄斎好みの釜を制作しますが、各流派の好みの風炉釜も制作していました。

当代は6代目、しっかりと治良兵衛釜を継承して製作しています。

 

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三代 高木治良兵衛(隠居後一道を名乗る)(1881年 明治14年〜1957年 昭和32年)
各流派の台子風炉釜・皆具等 釜を製作
昭和18年八幡製鉄所大炉の新設の記念に初湯にて風炉・五徳・鉄瓶を製作

 

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約70年前の作品ですが釡肌や唐銅の色艶がよく、良い状態で伝来しています。(新作に比べ良い味わいです)

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時代で緑青(ろくしょう)が数か所出ていますが、目立ちません。

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裏千家 好み物集から。

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作者共箱。

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釡径21,2センチ  風炉径31,2センチ

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価格は98,000円です。

 


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